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2016-03-14

「くすりの話」とみざわ薬局大和店 冨沢道俊さん講演 【畑沢公民館/木更津】

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高齢者福祉ボランティアサークル畑沢さつき会主催の「第34回はたざわふれあいひなまつりサロン」にて、とみざわ薬局の薬剤師 冨沢道俊さんが「くすりの話」と題する講演を行いました。

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この日は3月3日「雛祭り」。会場となった畑沢公民館集会室には段飾りの雛人形や吊るし雛が飾られ、とても華やかな雰囲気。そして、まるで酒屋さんのような出で立ちの冨沢さんですが、その前掛けには「薬」と大きく描かれてありユーモアたっぷりです。

世間でも話題となっている「残薬問題」が、未来の医療体制を左右する?!
残薬とは飲まずに残ってしまっている薬や中止になった薬のことです。「全国で年間いくら位になると思いますか?」と冨沢さんが質問をすると参加者からも「億単位だろうな」との声が上がりました。実際のところは・・・。
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「年間で約400〜500億円と言われています。実感が湧かないと思いますので、具体的にどんなことができる数字かと言えばロケットを4発飛ばせる金額です」との話に、会場内にどよめきが広がりました。この金額は国家予算、ひいては私たちの税金が使われているのです。この残薬問題を解決をしていかなければ医療費を上げざるを得なくなり、将来的には医療体制が崩壊してしまう可能性が出てくるそうです。

たかが「お薬手帳」、されど〝いざという時〟の「お薬手帳」
何冊も持ってしまったりシールを貼り忘れたりと、なにかと面倒に感じてしまう「お薬手帳」。しかし、薬の名前や量、副作用歴、アレルギーの有無、過去の病歴などを記載しておくと、いざという時に命を助ける〝シートベルト〟のような役割をするといいます。例えば救急搬送された場合、いちから調べていたら時間がかかってしまいます。そこに「お薬手帳」があれば疾患の予測がつき対処が早くなるとのことです。また、震災時には「お薬手帳」を持っていた方は待たずに薬を出してもらえたという事例も話してくれました。

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以外と知られていない薬局に出来ること。「かかりつけ薬局」のススメ
薬の飲み合わせをみる、いろいろな病院の薬を受け付けられる、といったほかにも薬局によっては、24時間電話相談対応や薬の宅配・訪問サービスを行っているところもあるそうです。また、通っている数ヶ所の病院の薬を1つの薬局に預けると総合的な薬の管理が出来るので、より効果的になり医療も受けやすくなるといいます。
「かかりつけ病院」はあっても「かかりつけ薬局」はないという方が多いかもしれませんが、気軽に相談のできるお気に入り薬局を見つけて「かかりつけ」にしてみてはいかがでしょうか。

最後に、薬局で薬をもらう時はなかなか相談できる雰囲気ではないので自由に質問をしていただけたらと、質疑応答が行われました。参加者からは次々と質問が飛び交い、さながら高齢者版〝白熱教室〟のようです。
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質問のひとつに〝ジェネリック医薬品の効能は通常の薬と同じなのか〟というものがありました。冨沢さんからは、
「賛否両論ありますが、価格も下がる分だけ効果も薄れてしまうのではないかという心理的不安はわかります。でも、個人的には効能に違いはないと思います。形や色、入っている添加物が違うというだけで、有効成分とその量に関しては同等なので、通常の薬と同じ効果が望めると思います」とのことでした。

「処方箋がないと入りづらいという薬局を変えていき、これからは〝地域の健康と衛生を守る拠点施設〟として活用していただきたい」と話す冨沢さん。若い世代の人にも知っていただきたい内容なので、今後は学校などでも展開していく予定だそうです。

【お問い合わせ】
とみざわ薬局大和店
千葉県木更津市大和2-1-10 TEL:0438-38-3780
営業時間:平日9:00~17:30 土曜9:00~14:00

【冨沢道俊さん プロフィール】
1979年木更津生。第一薬科大学卒。
木更津市薬剤師会会営かずさ薬局勤務 兼 冨沢産業株式会社統括部長
千葉県薬剤師会在宅診療委員会委員、木更津市真舟小学校学校薬剤師
介護チーム・ラボ木更津に参加
PIG(ファーマシスト イノベーション グループ)設立
〔所属学会〕
全国薬剤師・在宅療養支援連絡会(J-HOP)、日本在宅薬学会、日本褥瘡学会

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